境界確定測量の流れ

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境界確定測量の流れ

境界確定測量は概ね三か月程度の期間を要します。土地の境界を測るには現地の作業以外にも事務所内でのデスクワーク、ご協力いただく方への連絡、役所との協議などお客様に見えにくい部分があります。 「依頼してから日数が経つけど、依頼内容を進めてるのか不安」といったことをなくすため、標準的な業務の流れを掲載いたしました。 境界確定測量にご理解いただけますようお願い申し上げます。

打合せ
打合せ

まずはお客様との打合せです。お客様から所有地についてヒアリングします。 土地の経歴は、土地所有者でしか知りえないこともあります。土地は人の人生と同じようなもので、長い間にたくさんのことがあります。ご依頼主様とお話しする時間が長くなり、ついついお話しが脱線することもよくあります。

調査
調査

法務局や市町村の役所などで境界確認のための資料があるかを調査します。
大正時代の図面が役所に保管されていたり、別の場所ではほとんど資料がなかったりと土地ごとに個性があります。
ご依頼地ごとの対応が肝心です。

ご挨拶
ご挨拶

境界の確認にご協力頂く土地所有者様には、お立会の前にご挨拶させていただきます。
境界確認には関係する土地所有者様のご協力が欠かせません。ご協力のお願いに伺ったときに、しっかりと作業内容の説明を行います。

測量
測量

始めに調査した資料を基に、現地に境界標が残っているかを調査します。
土に覆われていることもよくるので、”ここにあるはず”と狙いをつけたところは一生懸命に土を掘ります。額に汗して掘っているので何かの工事をしていると勘違いされることもよくあります。
掘った後は測量です。境界標だけではなく、ブロック塀や側溝などの構造物も測ります。

計算・検討作業
計算・検討作業

現地の測量データと、調査した資料とを照合して、境界の位置を検討します。
慎重な作業が要求されるので、作業中は無口になります。社内はいつもシーンとしていますが、社員同士の仲が悪いわけではありませんのでご安心ください。

お立会い
お立会い

ご依頼地の境界に関係する土地所有者とのお立会いです。お立会いにかかる時間は概ね10分程度です。
調査・検討した内容を説明したり、お立会して頂いた方からお話を伺ったりします。
境界の確認が初めての人もいますので専門的用語をむやみに使わずに、分かり易い言葉で話すことを心掛けてます。

境界標設置
境界標設置

境界を確認した場所に境界標が無い場合には、新しく境界標を設置します。
境界標は昔は御影石などが使われてましたが、現在は金属やコンクリートで作られた物が主流です。
設置する場所に合わせて、選択します。

境界確認書の取交し
境界確認書の取交し

境界の確認と境界標の設置後に、境界を確認して頂いた土地所有者様とご依頼主様とで”土地境界確認書”を取交します。
境界確認書は土地の境界を確認したこと及び確認した位置を書面にしたものです。境界確認書と境界標を維持管理することにより、境界の管理が容易になります。
書類をお渡しする際に、「境界について気にしていたけれど、お隣りに言い出しずらくて困っていた。境界の確認ができてよかった。」と言って頂ける事があります。
そのようなときは、この仕事をやっていてよかったとほんとうに思います。

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